死ぬときに幸せを感じられる人生を送りたい

ちょっと更新が空いてしまいました。

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アクールが店舗出来る前から一緒に働いているね。

ここのところ、仲間の嬉しい報告が続いています。プライベートでも仕事でも、仲間が一番に報告をくれるのが、TRCのみんなであることがうれしいなって思います。「会社」の人とは割り切って付き合っている人が多いこの世の中で、「会社」や「職場」っていう枠を超えて付き合えているということです。もっと温かい場所にしたいと思います。

先日、俳優の大杉漣さんが亡くなりました。大杉さんが亡くなった日、ドラマの撮影を仲間としていて、仲間とご飯を食べ、最後は仲間が見守る中、亡くなりました。素敵だなと思いました。

よく代表の松田が「人に囲まれて、笑って死にたい」と言うことがあります。わたしはいつも今が大切で、未来、それも死ぬときなんて想像したことなかったけれど、元介護士だった松田はたくさんの方の亡くなる瞬間を見てきて、いろんな亡くなり方があると思ったそうです。

わたしが経営者になった理由は、最初は「お金を稼ぎたい」からでした。でもお金を稼ぎたいだけだったら、経営者の仕事は務まらないことを少しずつ理解していき、また仲間と仕事をする中で、実は自分が一番好きな瞬間は「仲間」に関わっているときなんだと気付いたのです。仲間のことですごく悩むし、想いをかけても離れてしまった仲間もいます。気持ちが伝わらず、泣かせてしまったり、怒らせてしまったり、上手にコミュニケーションが取れないこともしばしば。それでも、仲間で仕事をすることを辞めないのは、仲間が大好きだからだと今は思うのです。お金を稼ぎたかったら、それだけやればいいんです。

友人がいても、人脈が多くても、仲間はいない、という人が多いかもしれません。だから大杉さんの亡くなった瞬間のエピソードが素晴らしいとたくさんのニュースやSNSで取り上げられてるのだと思います。自分が死ぬかもしれないときにすぐ駆けつけてくれる人の顔、どのくらい思い浮かべられるでしょうか?または、誰かが死ぬかもしれないとき、絶対に会いに行きたい人がいますか?絶対に感謝を伝えたい人。

人生に数回しか訪れない場面で、そこに「仲間」がいる人生って当たり前じゃない。そんな幸せを、うちに関わる人たちには全員感じてほしい。「TRCに入ってよかった」と本気で思える瞬間を作りたい。うれしいときに本気で喜ぶには、本気で取り組まなきゃいけない。悲しいときに本気で泣くには、本気で取り組まなきゃいけない。「ありがとう」や「ごめんね」を心の底から伝えるには、本気で相手を思わなきゃいけない。人生に数回しか訪れない場面がもっと輝くためには、日々を一生懸命生きることなんですよね。一生懸命、仕事しよう。

大杉漣さんが亡くなったとき、そう思いました。あと何年生きられるのかはわからないけれど、いつ亡くなったとしても、最高の最期が迎えられるように生きたいから。