邦画を観て学習する

こんにちは。昨日の記事から読むと今日の記事はもっと腑に落ちると思います。自分らしく生き、しかもリーダーシップを執って、組織を成功させている。わたしが最近見て感銘を受けた映画です。

 

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舟を編む』(2013)

タイトルだけではなんの映画かわからずずっと見ていなかったのですが、素晴らしい映画です。主人公の馬締(まじめ)は大学院卒で出版社の営業に配属されるも、口下手なため、営業もうまくいかず、周りとのコミュニケーションも取れず、自分を活かしきれていません。そんな中、あることから辞書編集部に部署異動が決まります。小さな組織の中で何年・何十年もかける辞書作りを通して、馬締が成長していく様子を描いたストーリーです。

ここからネタバレになります・・・。松田龍平演じる馬締は本当にコミュニケーションが取れないのです。元いた部署では厄介者扱いされていました。辞書編集部に元々いるオダギリジョー演じる西岡は、反して「チャラ男」です。辞書作りに興味もない。映画の舞台は1998年。「マジ」や「ヤバい」など現代語も載せた辞書を作ろうということで、長い年数をかけて『大渡海』制作に取り組みます。馬締は、監修の先生である松本のビジョンに強く共感します。「人と繋がりたいから分からない言葉を知りたい、そんな人のための今を生きる辞書を作る」。馬締のひた向きな姿に、辞書作りに興味がない西岡も徐々に動かされていきます。西岡はすぐに部署異動になってしまうのですが、12年後には、馬締は主任になっており、辞書の完成に向けて、局長はじめ新しく入ってきた女性社員、学生アルバイト、たくさんの人を想いで動かすリーダーになっているのです。辞書完成時には、西岡も販売PR部門で辞書編集部に多大な協力を与えられるリーダーに。そして、馬締の恋人であり、配偶者となった宮崎あおい演じる香具矢も、板前修業だった時代から時が経ち、自分の店を構えています。ネタバレ以上

ひとつの映画を観るときに、観る人の置かれた状況によって、どこに注目して観るのか異なるのですが、わたしが思った感想は、

・共通のビジョンに人がついていく

・たった一人でもそのビジョンを成し遂げようとしている人に人はついていく

・それぞれの登場人物が「置かれた場所で咲いている」。優劣なく描かれていて、主人公以外も主人公に見えてしまうほど。

こんなところです。

リーダーとは決してみなさんが想像する「映画やドラマで出てくるような野球部のキャプテン」の形だけに限りません。誰かとの、そして何よりも自分との約束を必ず果たそうと努力し、その姿勢が、ただただ、誰にも負けず一番なだけなのです。

もっともっと、映画や本を見てほしいです。アニメでも漫画でもいいです。たくさんの作品の中に「自分がどう生きるか」のヒントが溢れています。わたしは映画を1カ月に3~5本くらいは観るようにしています。寝る時間を削ってもっと観るときもあります。映画をきっかけに出逢った俳優さんや女優さんの生きざまにもとてもいい影響をもらっています。娯楽として観るのももちろん楽しいのですが、ぜひ「わたし」を探してほしいです。

セミナーでも照山怜菜の題材から、何か感じ取っていただけたらと。

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trc-musume.hatenablog.com

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